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「eスポーツ×脳科学」サイエンスイベントに登壇

2022年8月5日、福岡市内にて開催されたeスポーツサイエンスイベント【ファミリeフェス】にて
BASラボの夏目季代久教授、磯貝浩久教授、斉藤嘉子主任研究員がトークセッション登壇しました。

【ファミリeフェス】は、福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(通称FeRC)と日本コンベンションサービスの共催により、福岡発のeスポーツサイエンスを発信するイベントとして開催されました。

(参照)FeRCホームページ【イベントレポート】記事 ttps://www.ferc.jp/event/rep20220806/

当日はeスポーツサイエンスの名どおり、eスポーツで楽しもうというだけでなく、関連する研究/専門家/科学/健康といった教育的プログラムが多数組まれました。
BASラボは、「eスポーツ×脳科学」をテーマにトークセッションしました。

脳情報工学の専門家としてeスポーツが脳に及ぼす影響について研究している夏目教授を中心に、感覚と運動を繋げている脳の役割、脳はeスポーツのプレイ時に活動し続けていること、それゆえに高齢者に対する認知症予防効果などに対する期待についてわかりやすく解説。

続いて、豊前市で行われた高齢者研究(第一次2020年、第二次2021年~2022年)を紹介しました。

本研究で用いられた各測定項目(トレイルメイキングテスト、PGCモラールスケールなど)の方法、eスポーツの活用により高齢者の生きがいや認知機能が向上する可能性があるとの結果と考察について解説しました。

eスポーツに初めて取り組んだ高齢者が短期間で上手になり、磯貝教授が対戦して勝てなかったこと、太鼓の達人のセットが欲しい!という声が多く上がったことなど測定者ならではの現場エピソードも。大学の講義や学会講演でなく一般イベントでのトークセッションということで、和気あいあい楽しくお話しさせていただきました。

(関連ページ)【高齢者eスポーツ第二次研究スタート】はこちら

なお、別のトークセッションではBASラボ スポーツビジョン部門ディレクターとしても活躍中の古門良亮博士(西日本工業大学)も【eスポーツ選手の能力をひもとく】にて登壇しました。

古門博士は西日本工業大学でeスポーツ同好会設立にも立ち会い、同会は九州最大の所属学生数を誇る存在となっています。プロゲーミングコーチとのトークセッションは現役トップゲーマーの方からも高い評価を受ける見ごたえ充分な内容でした。

このイベントはeスポーツサイエンスに取り組む各専門家の知見をわかりやすく伝える体験型イベントです。
eスポーツ×地域創生、×医療、×教育…FeRCならではのコンテンツに、各自治体から職員が視察に来られるなど、地道ながら注目されつつあります。

体験コーナーは視能訓練士/鍼灸師など専門家による各展示のほか、BASラボは【パフォーマンスゾーン】としてスポーツ科学はじめ幅広い分野から注目されている脳科学トレーニングNeuroTracker体験を提供。
脳認知機能の重要性とトレーニングについて、皆さんに体験してもらいました。

BASラボでは引き続き、FeRCの研究/啓発活動に協力してまいります。

▷福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(通称フェルク)ホームページはこちら

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(関連ページ)受託研究事業紹介 https://www.baslab.or.jp/business/contract/