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【高齢者eスポーツ第二次研究スタート】
BASラボが参画するeスポーツ生きがい研究事業の第二次研究がスタートしました。
この研究は、福岡県豊前市の高齢者を対象としてeスポーツのいきがい・認知症予防などの調査研究を行うもので、九州産業大学/九州工業大学/BASラボを中心とした研究チームが取り組んでいます。
「太鼓の達人」を毎週楽しんでいただきながら、脳波や認知能力などをリサーチしていきます。
研究初日となったこの日、ご協力いただく被検者の方々からは「初めてやったけど面白いね!」
「孫と対戦できるようになるかな」と楽しみながら取り組んでいただきました。
ゲームをレクチャーしながら一緒に笑顔になる微笑ましいシーンも。
デジタルゲームを活用したeスポーツによる高齢者の健康寿命延伸は、近年急速に期待が高まっており各地方自治体でも取り組みの動きがみられます。
BASラボはeスポーツ研究に早期から着目し、福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(FeRC)や九州産業大学/九州工業大学などと連携しながら研究に取り組んでいます。
2020年10月から約3か月行われた第一次研究では、幸福感がeスポーツによって高められる可能性、実行/遂行機能や注意機能の改善される可能性、短期(作動)記憶処理の改善される可能性、配分性注意、認知的柔軟性の低下が抑制される可能性が示唆され、身体機能が部分的に改善されました。
※第一次研究結果は2020年度豊前市研究事業報告資料として取りまとめられました
▽福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(FeRC)公開ページはこちら
▽第一次研究調査開始ニュース2020.10.1はこちら
第一次研究では、より発展的な調査研究の必要性が示唆され今後の継続的な実施が期待される結果となり、今回の第二次研究スタートとなりました。
丁寧なリサーチ結果を積み上げながら、eスポーツ×健康寿命延伸に貢献してまいります。